
コラム14回目 3/28
今まで自分の講習会はかなりの割り合いで医療関係者が多かったのですが、最近は介護関係からも依頼が増えてきました。
今日は都内の訪問介護事業所で講習をしましたが、ある意味衝撃を受けました。
それは参加したホームヘルパーの皆さん約50名のほとんどが60歳以上の女性だったのです。
その事業所では定年は67歳としているものの、本人の状態、希望を照らし合わせ定年延長もしているそうです。そのようなことから、60代後半から70代ではと思われる方も少なくありませんでした。介護職の離職が社会問題となる今、精神的にも身体的にきつく待遇的にも十分といいにくい介護の現場、特に在宅介護のヘルパーは人員確保が厳しいようです。
スタッフの方が語るに「チラシを1万枚配り募集しても、応募はたった1名」数年前の介護保険スタート時はヘルパーの仕事が注目され、若い方も集まったそうですが、次々に退職してしまい、残るのは年配の方が中心。
炊事、洗濯などの家事援助でしたらかえって得意と思われますが、現実にはその依頼は少なく、身体介護がメインで重度の方がほとんどのため、ヘルパーの皆さんはほとんどが身体を痛めながら介護をしているのが現実とのこと。そのため、講習は何とかしたいという熱気で、本当にクーラーを入れるほど「熱く」盛り上がった講習になりました。
当然、1回の講習でマスターできるほどやさしくもないし、実際の現場にそのまま通用する技術ばかりではありません。そんな中で少しでも身体に負担をかけず、筋力に頼らないヒントを感じていただけた方もいたようで、
「手のひら返し、早速明日から使ってみますよ!」
などと明るい声を何人からも聞けたのがしみじみとうれしく思えました。
人材確保という、厳しい現実を目の当たりにすることが最近多いですが、少しでも現場に役に立つこと想い帰路につきました。