コラム

コラム4回目 5/30


ここ一週間ほど、微熱と咳、鼻水が続いています。
講習会で汗をかき、控え室のクーラーにあたっていたら、くしゃみが止まらなくなり、やがて喉が痛くなり・・・といった感じで長引いてます。
近所の病院に行くと先生が、「岡田さん、記事読みましたよ」と語りかけてきました。
医師向けの雑誌「メディカル朝日」のインタビュー記事を読んでいただいたとのこと。
身体の動きを見直すことで、介護にならない元気な身体作りをしよう、といった内容だったので、かなり気まずい感じでした(苦笑)
最近、「はしか」が流行っているので、もしや!と思いましたが、30半ばですし、子供の時にもかかっているので大丈夫でした。

子供と言えば、先日、地元の中学校に行き、スポーツ以前の身体の動きを「あそび」を通して体験する企画をさせていただきました。
ある出版社で、古武術介護の動きが、学校体育とは違った、身体を育む効果、また親子のコミュニケーションにもなるのではと、提案を受け、実現の運びとなりました。
言葉で説明してもなかなか上手く伝わらないのですが、古武術の動きを取り入れて体育指導をしている友人に相談したところ、二つ返事でOK。
しかも、その学校の教頭先生は、自分の小学校の担任で、しかも実家が近所だったA先生だったことが偶然にも分かり、とんとん拍子に事が進んでいきました。
どこで、人間つながってくるか分かりませんね。
当日は、中学生とその妹、弟の小学生、父母、幼児など総勢30名ほどが参加。
取材のカメラも回っていたため、皆少し緊張気味でした。
しかし、会が終わり、取材のカメラが止まると皆元気になり、そこからが本番でした(笑)
そこで感じたのが、いつも大人を相手にしているときは、理論の説明をかなりじっくりとします。大人は理屈を求めます。
しかし、中学生たちは理屈を求めず、まずやって見せ、こんな感じでやってみようというだけで結構出来てしまいます。理屈はいらないんですよね。
さらに、小学生低学年から幼児は、見ることに加えて「触れる」ことを求めてきます。

理論は言葉で伝えることが出来ます。
動きは映像で伝えることが出来ます。

しかし、「触れる」という感覚は、メディアでは伝えきれない。
年齢を重ねるにつれ、頭ばかりが優先してしまい、触れることで伝わってくる膨大な情報を忘れがちになっていることに、改めて気がつかされました。
それにしても、子供たちと久々に無邪気に遊べたこと、楽しかったですね。
最近、学校の問題が言われている現在ですが、子供たちの元気さに救われた一日した!


コラム3回目 5/13


 先日、DVDにも出演していただいている「訪問看護ステーション NPOそらとびねこ」 の眞島千歳さんとともに、在宅で介護をしているご家庭にうかがいました。
30代の男性で、交通事故で全介護状態である。声は出せないものの、話す内容は理解していて、こちらの呼びかけにも表情豊かにこたえてくれます。

ご両親、担当ヘルパーさんともに自分の講習会に参加してくださっていたこともあり、現在困難な身体介護を実際の息子さんの状態を踏まえて、古武術介護的な視点で介護者、被介護者双方に負担のかからない技術を共同研究しようというのが今日の主旨でした。 しかし、堅苦しいものではなくお互いに身体を動かしながら試行錯誤する中で、常に笑顔が絶えない現場での実践となりました。
あるニュース番組の取材も入っていましたが、カメラが入って緊張するどころかどんどんアイディアが出てきました。
ディレクターの方も実に的確に質問をしてくれて、かつ言葉を引き出してくれる。
介護を受ける、息子さんも笑いが止まらないくらいに楽しんでいました。
ご両親がベッドで頭を上げ、ずり落ちた時に身体を上に上げる技術を、「キツネの手」を使い行った時は、あまりの手際のよさと自然な動きに、カメラが追いつかずスタッフからも「おぉっ」と感嘆の声がもれたくらいでした。
介護の最前線で少しでも古武術介護の技術が咀嚼され、それぞれの状態にあわせた技術が開発され、そして役に立っている。その場面を見られただけでも、嬉しかったです。
もちろん、新たに発見した技術・動きもあり、今後さらに工夫を重ねていければと思いました。

5月4日は人間考学研究所主催の古武術介護をはじめて開催しました。
場所は、甲野先生の講習会でおなじみの東京武道館第一部道場。
手前のスペースでは、合気道の稽古がされていました。
「古武術介護」って道着を着るのかな・・・と思った方もいたかもしれません(苦笑)
男女比は半々くらいで、実際に介護・看護をされている方、スポーツ系・武術系の方までも参加していただきました。
現場で活躍している方から、添え立ち(長座からの立ち上がり)で身体が硬くしゃがみきることが難しいので良い方法はと質問を受けました。
そこで、中腰の状態から後方に倒れる感覚で行ってみると、しゃがんだ状態からよりも動き出しが良く、楽に立ち上げることができました。
ただ、相手と密着していないため、ややもすると腕の力になりやすいデメリットもあります。これから改良する楽しみが増えた感じですね。
また、次回の機会に皆さんと「共同研究」出来ればとつくづく思いました。