コラム

コラム1回目 3/27


皆さん、はじめまして。
人間考学研究所DVD「古武術式 カラダにやさしい介護術」に出演しています、介護福祉士の岡田慎一郎です。
今回より縁あって、このコラムを書かせていただくことになりました。
日々の出来事、出会い、考えていることなど、書き綴っていければと思っています。

最近、講習会で「DVD見ましたよ!」と声をかけていただくことが何度かありました。 そして、「ベッドや車椅子からの移動がラクに出来るようになって、からだを痛めなくなった」というように、具体的に役に立ったという報告をしてくれる方もいました。
「カラダにやさしい介護術」のタイトルにふさわしい効果!と嬉しくなりました。

しかし同時に、実際の介護現場で上手く活用できないという相談も受けました。
そうなんですよね、現場では練習のように上手くいかないことが多いですから。
現場ではすべてが「例外」だらけ。
その「例外」を使いこなしていくのが難しいなぁとつくづく感じています。 しかも、「技術を練習しているから、待っていてください」なんて、日々変化する介護を受ける方には言えませんから、問題は切実です。

いきなり上手くなるというのは現実的には難しいでしょう。私自身、甲野先生の武術を活かした介護術を体験して、何とか取り入れようと思い、模索しましたが、効果が出てきたのは3ヶ月くらい経ってからでした。
「あれ、いつもより腰の辺りの負担が軽いな・・・!?」
と、ふと気がつけば変わっていたという感じです。
そこで、重要なのは技術そのものでなく、筋力に頼らない身体の動かし方に注目してもらえたらと思います。普段あまり意識することない身体の動きを工夫することにより、身体への負担は着実に軽減すると思います。
具体的には「手の平返し」の動きは比較的簡単で、様々な場面に取り入れやすいと思います。腕や腰などの局所にかかる負担を、身体全体で効率よく請け負う鍵が「手の平返し」にはあります。DVDを参考に皆さんもどんな場面で活用出来るか、工夫してみてください。その意味で、このDVDは自分自身に合った介護技術を作っていくための、「素材集」として活用してみてはいかがでしょうか。  「素材」そのものの味を楽しむのもいいですが、やはり皆さんの味で料理していただいた方が、「食べる」立場にある介護を受ける方も喜んでいただけると思いますよ。